皮膚に関すること

内容

黒子(ほくろ)、しみ、いぼ、スキンタッグ(首の老化によるいぼ)、あざ、血管腫、粉瘤等の各種良性腫瘍。
基底細胞上皮癌、扁平上皮癌、悪性黒色腫 等の(検査にて)悪性腫瘍。

治療方法(例)

⇒腫瘍の大きさ、場所、性質によって異なりますが、切除手術、レーザー治療、皮膚剥削術(皮膚をけずる)、冷凍凝固療法などがあります。
場合によっては、特に大きなあざや悪性腫瘍の場合には皮弁形成術や植皮術を併用することがあります。

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身体に関すること

内容

腋臭症(ワキガ)、多汗症

わきの下のアポクリン汗腺の数が多い、あるいは腺の活動が活発なために独特な臭いを発する遺伝性の疾患です。
いくつかの治療方法がありますが、半永久的に確実な効果が得られるのは手術以外にありません。
手術にもいくつかの方法があり、それぞれに利点・欠点がありますが、臭いや汗を抑えるのに最も効果があるのは、直視下に(目で見て)アポクリン汗腺を取る方法(剪除法)であり、当院では主にこの方法を採用しております。

治療方法(例)

⇒まずわきの下の有毛部に局所麻酔(注射の麻酔)をし、しわに添って、4~5cm切開を加え、皮下を薄く剥離します。
切開部で皮膚を反転するとその裏側に多数のアポクリン汗腺が認められますので、それをひとつずつ切除します。
最後に切開した傷を縫合します。
特別に危険であるとかむずかしい手術ではありませんが、手間がかかるため1時間半~2時間かかります。

⇒術後1週間で抜糸を行いますが、その間毎日もしくは1日おきに傷の消毒が必要です。
また術後2週間は腕を極端に挙げたり、回したりしないようにする事が大切です。
車の運転や洗髪など日常生活にはほとんど支障はなく、服の着替えに少し時間がかかる程度です。
もちろん入院の必要はありません。
汗腺にはアポクリン汗腺のほかにエクリン汗腺があります。
臭いや黄ばみの原因となるのはアポクリン汗腺から出る汗であり、手術の主たる目的は臭いや黄ばみを取ることです。
エクリン汗腺の多くは皮膚内にあるため、手術によってすべてを取り除くことはできません。
したがって手術により臭いや黄ばみはほとんど無くなりますが、多少の汗は残ります。

⇒長期的な唯一の後遺症は傷跡が残るということです。
しわに添って切開しますため、一般的にはかなりきれいな傷跡になりますが、もし目立つような傷跡になった場合には、修正手術(瘢痕形成術)を行うことによりほとんどわからなくする事ができます。

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まぶたに関すること

内容

眼瞼下垂症(まぶたが下がる病気)
3種類のタイプがあります。

①皮膚性

⇒皮膚性の眼瞼下垂症は、年齢と共に皮膚が余って垂れ下がるために生じます。この場合、よく行われるのは余った皮膚の一部を切除・縫合する方法です。
手術は局所麻酔(注射の麻酔)で行い、1時間程度で終了します。
腫れや内出血が引くのに10日間程度かかります。
傷跡は術後数ヶ月でほとんどわからなくなります。もちろんまぶたが引きつったり、眼球に障害が残ることはありません。

⇒根本的な治療法ではありませんが、二重まぶたの手術でも改善が得られます。
この方法の最大の利点は、手術後の腫れや内出血が少ないことです。
特に埋没法(まぶたの皮膚に小さな穴をあけ、細い糸をかけるだけの方法)では、手術後ただちに洗顔や化粧ができ、また傷の消毒も不要です。

②腱膜性

⇒腱膜性の眼瞼下垂症は、まぶたを吊り上げる筋肉(眼瞼挙筋)の腱膜が伸びたり、瞼板からはずれたりすることによりまぶたが十分に上がらないために下垂した状態になるものです。
この場合は、腱膜をたぐり寄せ、短縮することにより改善が得られます。

まぶたを強くこするくせのある人、ハードコンタクトレンズを長期に装着している人で、腱膜性の眼瞼下垂症を引き起こすことがあります。

見た目はもちろん、まぶたの重い感じ、うっとうしい感じも軽くなってすっきりします。
視野が広がり、テレビが見やすくなったり車の運転がしやすくなるなど、日常生活が快適になります。
眼科で白内障の手術を受け視力は改善されたが、まぶたが下がっているためにやはり物がよく見えないとの理由で治療を希望される方もおられます。
偏頭痛や肩こりがひどかったのが術後なくなって良かったと言っていただいた患者さんもおられます。

③筋肉性

⇒このタイプは眼瞼挙筋(まぶたをあげる筋肉)の作用が弱いために生じ、多くは先天性であり、通常は片方です。
通常、筋膜によるまぶたの吊り上げ手術を行っています。

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顔に関すること

内容

二重まぶた

治療方法(例)

【眼瞼(まぶた)の手術】
◎重瞼術(二重まぶたの手術)⇒切開法、埋没法

1、埋没法
当院では皮膚瞼板固定法という方法をおこなっています。
まず局所麻酔(注射の麻酔)をしたのち、皮膚に2箇所、または3箇所小さな切開を加え、細い糸で皮膚と瞼板を固定します。手術時間は20分程度です。
術後は多少の腫れと内出血を認めます。
腫れは大体3日目頃、内出血は10日前後でほぼ引きます。
埋没法には三つの欠点(可能性)があります。①、元の形に戻ることがある。
②、時間の経過と共に二重の幅が狭くなることがある。③、糸が出てくることがある。
このうち、③の場合は出てきた糸を摘出する必要がありますが、いずれの場合も再度埋没法を行うことにより、元の二重にすることができます。

2、切開法
切開法には大きく分けて、全切開法と部分切開法があります。
前者は上まぶたを目頭から目尻まで切開し、 皮膚を瞼板上縁に縫合する方法、後者は目頭から目尻の皮膚の一部を切開して、縫合する方法です。
局所麻酔で行い、手術時間は両方で40分程度、抜糸は5~7日目に行います。
当院では、術後の腫れを少なく、かつ早く引かせる目的で、部分切開法を主に行っております。

◎“しわ”“たるみ”とり手術(上まぶた、下まぶたの形成術)

1、上まぶた
通常よく行われているのは、上まぶたの余った皮膚の一部を切除する方法です。
(形成外科とはの老人性眼瞼下垂症の項をご覧下さい)上まぶたが腫れぼったい場合には、筋肉(眼輪筋)や脂肪(眼窩脂肪)の一部を切除することもあります。

2、下まぶた
下まぶたの余った皮膚と眼輪筋の一部を切除する方法が一般的です。
下まぶたの”ふくらみ”や、下まぶたと頬の境界部の”くぼみ”が目立つ場合には脂肪(眼窩脂肪)を移行させる手術を併用します。下まぶたでは、脂肪はできるだけ温存するように心がけており、切除することは行っておりません。
下まぶたとともに頬部の垂れ下がりが顕著な場合には、頬部のフェイスリフトを同時に行うことにより、更に高い若返り効果が得られます。

◎内眼角形成(目頭の切開)

 東洋人に特徴的な、目頭部の蒙古ひだをとる手術です。
いわゆる”平行二重”にする場合によく行われます。

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肌に関すること

内容

シワとり、ヒアルロン酸注射、脂肪注入、脂肪移植

治療方法(例)

【注射・移植によるしわとり】
◎ヒアルロン酸注射

眉間やひたいのシワを浅くするのによく用いております。
鼻唇溝(ほうれい線)でも、浅いものであれば有効です。
当院ではヒアルロン酸を多用しており、料金は1本が6万5000円です。

◎脂肪注入/真皮・脂肪移植

脂肪注入は、限局した小範囲のくぼみの改善によく用いられます。
例えば、年齢と共に目立つようになってきた上まぶたやこめかみのくぼみなどは良い適応です。
シワに関しては、深いあるいは幅の広い鼻唇溝に対して、よく用いられております。

【スキンケアによるしわとり】
◎スキンケア

しみやくすみ、肌荒れ、乾燥、しわ、ニキビなど、皮膚表面のトラベルは皮膚内面の細胞(ケラチノサイト、メラノサイト、線維芽細胞)が適切に機能してないために、生じるといわれています。
ZOスキンヘルスケアは、ハイドロキノン、トレチノイン、皮膚の相互作用により細胞機能の回復を促し、ダメージを受けた皮膚を修復し、健康にします。

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その他

内容

ニンニク注射、プラセンタ(胎盤)注射

治療方法(例)

◎ニンニク注射

ニンニク自体を注射するのではなく、 ニンニクの主成分である数種類のビタミンB群を注射するもので、 ニンニク50個分に相当する豊富な栄養素が含まれています。 ニンニクと同様に細胞機能を活性化し、新陳代謝を高めるとともに神経や筋肉の働きを亢進します。したがって、以下の症状に効果的です。 またプラセンタ注射との併用により、より高い効果が期待できます。

◎プラセンタ(胎盤)注射

プラセンタ注射では、美容的効果のほかに滋養強壮の効果も大いに期待できます。 寝つきが良くなった、今年はまだ風邪をひかない、肩こりが軽くなった、精神的に元気になった、あるいは腰痛が軽くなったなどの声を患者さんからよく聞きます。 体の内側から体調を整え、しかも長期間注射しても副作用はほとんど無く、非常に有益な薬だと思います。


内容

成人のニキビ治療

治療方法(例)

成人のニキビは頑固であり、通常の軟膏や飲み薬による治療では改善が困難です。 当院ではトレチノイン療法や特殊な石鹸(グリコール酸やプラセンタを含む)による洗顔を行うことになる治療を行っています。


内容

刺青(いれずみ)除去

治療方法(例)

刺青は、手術で切除する方法のみとなります。

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